Search Console「検出・クロール済み – インデックス未登録」の違いと対処法

Search Console「検出・クロール済み - インデックス未登録」の違いと対処法 ブログ運営

Google Search Consoleの「ページ」レポート(ページのインデックス登録レポート)を開いたら、「検出 - インデックス未登録」や「クロール済み - インデックス未登録」という理由で、書いたはずの記事がいくつも「登録されていないページ」に入っていた——ブログを始めてしばらくすると、ほぼ全員がこの画面で手が止まります。

このブログもConoHa WINGのWordPressで運用しており、Search Consoleで同じステータスを何度も見てきました。この記事では、Google公式ヘルプの説明をもとに、2つのステータスの違い、それぞれの原因の考え方、やるべきこと・やっても意味がないことを整理します。

結論
「検出 - インデックス未登録」は“まだクロールされていない”状態、「クロール済み - インデックス未登録」は“クロールはされたが登録が見送られた”状態で、どちらもエラーではない。公式ヘルプでも、前者は追加の対応不要、後者はクロールのリクエストを再送信する必要はないとされている。やるべきことは「インデックス登録をリクエスト」の連打ではなく、①技術的な問題(noindex・robots.txt・リダイレクト)がないかの確認、②サイトマップと内部リンクの整備、③中身の薄いページの改善・統合の3つ。

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「検出 - インデックス未登録」と「クロール済み - インデックス未登録」の違い

Googleが検索結果にページを表示するまでには、大きく「URLを見つける(検出)」→「ページを読みに行く(クロール)」→「データベースに登録する(インデックス登録)」という段階があります。2つのステータスは、このうちどこで止まっているかが違います。

ステータス止まっている段階公式ヘルプでの説明(要旨)対応の方向性
検出 - インデックス未登録検出はされたが、クロール前サイトへの過負荷が予想されたため、クロールが後日に再スケジュールされた状態。追加の対応は不要基本は待つ。内部リンク・サイトマップを整える
クロール済み - インデックス未登録クロールはされたが、登録されていない今後登録される可能性も、登録されない可能性もある。クロールのリクエストを再送信する必要はないページの中身・重複を見直す

どちらも「noindex が指定されている」「見つかりませんでした(404)」「サーバーエラー(5xx)」のような明確な問題ではなく、Google側の判断待ち・判断結果として表示されるステータスです。まずは「サイトが壊れているわけではない」と落ち着いて構いません。

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「検出 - インデックス未登録」の原因と対処法

Googleのヘルプでは、このステータスは「Googleがクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたためクロールを再スケジュールした」典型例として説明されています。Googleは自動的に後日クロールを試みるため、公開直後の記事がこのステータスになっているだけなら、数日〜数週間ようすを見るのが基本です。

ただし、何週間たってもクロールされない場合は、Googleがそのページを「急いで読みに行く必要がない」と判断している可能性があります。個人ブログ規模でできる対策は次のとおりです。

  • サイトマップを送信しておく — Search Consoleの「サイトマップ」でサイトマップURLを送信する。WordPress本体のサイトマップは /wp-sitemap.xml、All in One SEOなどのSEOプラグインを入れている場合はプラグイン側のサイトマップ(多くは /sitemap.xml)になるので、実際にブラウザで開けるURLを送信する
  • 既存の記事から内部リンクを張る — トップページやアクセスのある記事からリンクされていない「孤立したページ」は見つかっても後回しにされやすい。関連記事から本文中でリンクする
  • サーバーの応答が遅すぎないか確認する — 過負荷が理由の再スケジュールなので、表示が極端に遅い・エラーが出る状態は改善しておく

なお、Googleのクロールバジェットに関するガイドは、主に重複のないページが1万〜100万以上あるような大規模サイト向けとされています。記事数が数十〜数百本の個人ブログでは、クロールバジェットそのものを細かく気にするより、上の基本を押さえるほうが現実的です。

「クロール済み - インデックス未登録」の原因と対処法

こちらはGoogleが実際にページを読んだうえで、今はインデックスに入れていない状態です。公式ヘルプは理由を個別に示していませんが、Googleの「検索の基本事項」には、技術要件を満たしていてもクロールやインデックス登録は保証されないこと、そして最も重要なのは「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツ」であることが書かれています。そのため、次のような点を疑って見直すのが現実的です。

  1. 同じテーマの記事がサイト内に複数ある — 似た内容の記事が2本以上あると、どちらか片方しか登録されないことがある。内容を1本に統合し、もう一方は下書きに戻すかリダイレクトする
  2. 中身が薄い・他サイトと同じことしか書いていない — 読者の疑問に対する具体的な答え(手順・表・注意点)が足りていないか見直す
  3. タグ・カテゴリ・日付アーカイブ・添付ファイルページ — 記事の一覧ページや画像単体のページが対象になっている場合は、そもそも登録されなくても困らないことが多い
  4. 公開直後で評価が定まっていない — 時間がたってから登録されるケースもある

このブログでも、アクセスがほとんどなく検索でも表示されていなかった古い記事をまとめて下書きに戻し、残した記事の中身と内部リンクを手厚くする方針で整理しました。削除ではなく下書き化にしておけば、あとから戻すこともできます。

まず確認したい技術的な問題(WordPress・ConoHa WINGの場合)

2つのステータスが出ているページでも、実は技術的な設定ミスが隠れていることがあります。対象URLをSearch Consoleの上部にある検索窓(URL検査ツール)に入れて、次の点をチェックしてください。

  • WordPressの「検索エンジンでの表示」 — 管理画面「設定」→「表示設定」の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないか。入っているとサイト全体が登録されにくくなる
  • SEOプラグインの個別設定 — 記事ごとの「noindex」設定がオンになっていないか
  • http と https、www の有無の混在 — 旧URLからのリダイレクトが正しく設定されているか。リダイレクト元のURLが「ページにリダイレクトがあります」として一覧に出るのは正常
  • WAFによるブロック — ConoHa WINGのWAF(SiteGuard Lite)が特定のページで403を返していないか。「アクセス禁止(403)」の一覧に自分の記事がないかも確認する

SSL化の途中でhttpとhttpsのURLが混在している場合は、こちらの記事でConoHa WINGでのhttps化と301リダイレクトの手順をまとめています。

ページやプラグインの保存・表示で「閲覧できません (Forbidden access)」が出る場合は、WAFの除外設定を見直してください。

「インデックス登録をリクエスト」と「修正を検証」の正しい使い方

注意:同じURLを何度リクエストしても早くはならない
Google公式ドキュメントでは、同じURLのクロールを何度もリクエストしても効果はなく、クロールには数日〜数週間かかること、リクエストしても検索結果に表示されるとは限らないことが明記されています。「クロール済み - インデックス未登録」についても、クロールのリクエストを再送信する必要はないとされています。

URL検査ツールの「インデックス登録をリクエスト」が役に立つのは、次のような場面です。

  • 新しい記事を公開した直後に、1回だけ送る
  • 記事を大きく書き直した・統合したあとに、1回だけ送る
  • noindexの解除など、登録を妨げていた設定を直したあとに送る

記事数が多い場合は、1本ずつリクエストするよりサイトマップを送信しておくほうが効率的です。また、「ページ」レポートで特定の理由をクリックすると表示される「修正を検証」ボタンは、原因を直したことをGoogleに知らせて該当URLを再チェックしてもらう機能です。何も直していない段階で押しても状況は変わらないので、修正が終わってから使いましょう。

放置してよいケースと、手を入れるべきケースの見分け方

「登録されていないページ」の件数をゼロにすることは目標ではありません。検索から読まれてほしい記事が入っているかどうかで判断します。

対象になっているURL判断
タグ・カテゴリ・日付アーカイブ、? 付きのパラメータURL、画像の添付ファイルページ放置してよいことが多い
公開して数日〜数週間の新しい記事内部リンクを張ったうえで、しばらく待つ
数か月たっても登録されない主力記事重複の有無・中身の厚さを見直し、改善後にリクエスト
似たテーマの記事が複数ある1本に統合し、残りは下書き化またはリダイレクト

AdSenseで収益化しているブログの場合、検索から読まれる記事が増えることがそのまま広告収益につながります。広告が表示されない問題とあわせて確認したい人は、こちらも参考にしてください。

よくある質問

Q. 「検出 - インデックス未登録」はどれくらい待てばいいですか

A. Googleは具体的な日数を示していません。再クロールのリクエストについては「数日から数週間」かかるとされているため、公開直後なら数週間はようすを見る目安になります。それ以上たっても変わらない場合は、そのページへの内部リンクがあるか、サイトマップに含まれているかを確認してください。

Q. 「クロール済み - インデックス未登録」の記事は削除したほうがいいですか

A. すぐに削除する必要はありません。公式ヘルプでも、今後登録される可能性があるとされています。まずは内容の追記や、似た記事との統合を検討してください。それでも読者にとって価値が低いと判断した場合は、削除ではなく下書きに戻しておくと、あとから復活させることもできます。

Q. URL検査で「URLはGoogleに登録されています」と出るのに、レポートでは未登録のままです

A. 「ページ」レポートの集計はURL検査ツールよりも更新が遅れることがあります。個別のURLの最新の状態はURL検査ツールの結果を優先して確認し、レポートの数字は数日後にあらためて見直すとよいでしょう。どうしても食い違いが解消しない場合は、Search Consoleヘルプコミュニティで質問するのが確実です。

まとめ

・「検出 - インデックス未登録」はクロール前、「クロール済み - インデックス未登録」はクロール後に登録が見送られた状態で、どちらもエラーではない
・前者は基本的に待ちつつ、サイトマップ送信と内部リンクでページを見つけやすくする
・後者は重複や中身の薄さを見直し、統合・追記したうえで1回だけ登録をリクエストする
・noindex設定、http/httpsの混在、WAFの403など技術的な問題がないかはURL検査ツールで先に確認する
・同じURLの登録リクエストを何度も送っても早くはならない

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